基本設計予算が可決!第2回定例会が閉会

2018年7月 5日(木)

 新庁舎及び(仮称)新福祉会館建設の基本設計関連予算をめぐり、議論百出した小金井市議会の第2回定例会が会期延長の末、7月3日に閉会となりました。

注目の補正予算は、付帯決議を付けることで賛成する会派も含めて賛成多数で可決。議会と行政が歩み寄ったギリギリの妥協点が今回の結果だったと感じます。

 

予算審議を円滑に進めるべく、議員が共通認識を構築するために開催された全員協議会や予算特別委員会、庁舎福祉会館建設特別委員会の審議では、ジャノメ跡地での施設配置、竣工スケジュール、財源計画、市民説明会や議会合意のあり方、事業手法や発注方式などについて議会から多数の意見が噴出しました。

 

あらためて予算特別委員会の質疑を再開する前に、多数の会派が市長に意見要望書を提出。これらを軸に、いかに調整するかが議会後半の最大の焦点となったのですが、特に要望が多かったのが発注方式の見直しを求める声でした。

 

発注方式を見直した場合は、竣工スケジュールが延伸されてしまうことは明らかであり、年間3億円の賃借料が新たに発生する事態は避けるべき、というのが村山ひできの本来の考えです。一方で、議会多数の理解を得ないまま進め、各駅停車の議論を繰り返す状態のままでよいのか苦悩することになりました。

 

水面下での交渉が果てしなく続いたあとで、再開された結果は以下の通りです。市民生活を守るために最良の選択をしたはずですので、ご確認ください。

 

≪一般会計補正予算(第1回)の本会議での採決結果≫ 

 

賛成=18

 

・みらいのこがねい=村山ひでき・鈴木成夫・岸田正義

 

・自民党信頼=遠藤百合子・湯沢綾子・吹春やすたか・河野律子

 

・公明党=宮下誠・紀由紀子・小林正樹・渡辺ふき子

 

・こがおも=白井亨

 

・市民カエル会=片山薫

 

・緑つながる=坂井えつ子

 

・市民会議=斎藤康夫

 

・生活者ネット=田頭祐子

 

・改革連合=篠原ひろし

 

・こがあす=沖浦あつし

 

反対=5

共産党=水上洋志・板倉真也・森戸洋子・たゆ久貴

情報公開=渡辺大三

 ※全議員24名のうち議長は裁決に加わりません。