新たな施設配置案等を検証する補正予算を可決…第3回定例会が閉会

2018年10月 5日(金)

10月5日、平成29年度一般会計決算などの採決が行われ、長かった第3回定例会が閉会となりました。決算議案5件のうち、平成29年度一般会計決算については、賛成5(村山ひでき、鈴木成夫、岸田正義、篠原ひろし、沖浦あつし)、反対18で不認定となったものの、残る4件は賛成多数により認定となりました。

本日のハイライトは、会期終盤になって提出された補正予算議案。

その内容は、議会多数が求めた新たな施設配置案等を検証するための予算措置をするというもの。

実は、この間、6月議会で基本設計などの補正予算が付帯決議7項目の条件付きながらも賛成多数(賛成18、反対5)で可決された後に、付帯決議7項目の履行に対して、不十分であると主張する議員が多く、噛み合った議論ができないままでした。

その後、9月18日の庁舎及び福祉会館建設調査特別委員会の開催日の朝に、6会派12名の議員が、

●清掃関連施設の敷地内暫定移設を行わないこと

●新福祉会館の先行竣工とする

敷地東側の樹木を残す

新庁舎の免震構造の地価の駐車場利用

という4点について、これらを考慮した新たな施設配置検討案を作成せよ、という内容の申し入れを西岡市長に対し行いました。

9月25日の庁舎福祉会館建設特別委員会で、村山ひできは「議会からの提案で、施設配置案の比較検証をおこなうのだから、議会にも提案した責任を持たせてほしい。そのためには、市民からも見える形をとるべきであり、流用や予備費充当ではなく補正予算で議会も議決をするという責任を負わせてほしい」といった発言をしていました。

今回の補正予算は、建設事業を前に進めるために、議会の過半数を超える意思を尊重して行うことであり、議会が合意しながら前に進んでいくために必要な手段であると判断し、賛成しました。

はたして、この判断が今後どのように影響するか…?

とにかく、これ以上の建設スケジュールの延伸がないように動きたいと考えています。