第2回定例会が閉会・・・コロナ対策の3補正予算は賛成多数で全て可決

2020年7月13日(月)

6月23日、コロナ対策を重点的に審議した第2回定例会が閉会となりました。今定例会だけで合計3つの補正予算が上程され、全て賛成多数で可決となりました。

感染防止のため、議場に出席できる議員は半分ずつ入れ替わるルールを特別に設け、さらに討論席、議長席、市長席の前にビニール幕を置くなど工夫しつつ、村山ひできは「令和2年度 一般会計補正予算(第4回)」に対して賛成討論を行いました。主張した内容は以下の通りですのでご高覧ください。

 

 

 

議案第50号「令和2年度 小金井市一般会計補正予算(第4回)」への賛成討論

 

議案第50号「令和2年度 小金井市一般会計補正予算(第4回)」に対し、みらいのこがねいを代表し賛成討論を行います。

 

本件は、新型コロナウイルス感染症の影響で困窮している市民や、感染拡大防止を図りつつ、サービスの継続に務めている最前線の関係団体に、支援策を実施するものであり、6月2日に可決した第2回補正予算、本日つい先程、可決した第3回補正予算に続く、小金井市にとって実質3回目となるコロナ対策予算となります。

 

新型コロナウイルスによる様々な影響へ抗うための支援策は合計6つとなりました。

 

最初に、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、市民交流センターの定員制限を行い、利用料金を2分の1に減額する「市民交流センター指定管理委託損失補償金」は、芸術文化活動の継続支援ならびに利用者目線にたった施策であると評価します。

 

次に、離職または休業等による収入の減少により、住居を失うおそれがある方々への支援策となる「住居確保給付金」は、相談件数が今年4月、5月で大幅に増加しており、6月に入って落ち着いてきたという状況のようですが、引き続き、着実な申請事務と支給対応ができるよう要望します。

 

そして、「障害福祉事業所等・介護事業所の運営補助事業」で公益性の高い福祉サービスを維持・継続して実施する事業者に運営を補助し、さらに最前線の各施設で働く職員へ感謝の意を伝えるための慰労品、プリペイドカードを贈呈することは高く評価します。

 

慰労品は、受け取った職員の皆様が、明日からも頑張ろう!と励みになるような直接的な感謝のメッセージを託してもらうことを提案しておきます。

 

同様に、小金井市医師会をはじめとした皆様の献身的な協力で設置することができている「PCR検査センター事業補助金」についても高く評価します。すでに5月25日から、PCR検査センター業務は開始されており、市民の不安を除くため、この間、迅速な対応をいただいている小金井市医師会など関係者の皆様に、あらためて、この場をお借りして深く感謝申し上げます。

 

また、「ひとり親世帯への臨時特別給付金」ですが、先に可決した第2回補正予算でも、ひとり親世帯への児童扶養手当を倍増で給付することを決定しており、今回、さらに追加給付するもので、多摩地域の他市と比較しても、比較的、手厚い施策となっていますし、会計年度職員による雇用創出を行ったことも評価します。第3回補正予算でも会計年度職員報酬が盛り込まれていましたが、コロナで失った仕事は、コロナで生まれた仕事で埋める、くらいの意識を全庁的に持っていただくことを望みます。

 

最後に、学生支援の一環としての「自転車駐車場定期利用料補助金」です。小金井は「学生のまち」であり、学生支援策は、いわゆる「小金井らしい支援策」になりうると考えます。既に、市外駐輪場利用者でも利対応する工夫がみられるところですが、加えて、この施策が直接的な学生支援策となるよう、運用面で利用しやすくなるよう努めてください。

 

以上、6つの支援策を評価し、今後も国や都も含めた支援策から漏れた人々を対象とした4回目の支援策が近日中に提案されることを期待しつつ、本議案に対する賛成討論といたします。