小金井桜の枯死について現地調査
2022年8月30日(火)
小金井市は「名勝 小金井桜」の復活を目指し、2010(平成22)年度からモデル整備区間の植樹を開始し、「玉川上水・小金井桜整備活用実施計画」に基づき述べ12年間、合計233本の新しい苗木を植えてきました。
しかし、順調に育って成木となり今年春まで花を咲かせていた木が、数本ではあるものの、突然この直近の数カ月で枯死する事態が発生。現地を調査し確認しました。
8月22日に名勝小金井桜の会のメンバーとして小金井橋から平右衛門橋までを歩いて調査。玉川上水南側に集中して7本の成木が枯死していました。
枯死していた木の周辺ですが、目視の範囲では必ずしも環境が特に目立って悪いわけでもなく、土壌に細菌が繁殖しているのか、気候の問題なのか…素人では原因不明で、専門家による土壌調査が必要でしょう。
東京都と小金井市は来年2023年2月に既整備区間の欠損木に対し10本の補植を行う予定であり、このまま原因が不明なまま植えてしまい無駄に枯らすことがあってはいけないと考えます。
国の名勝に指定されてから2024年に100周年を迎える小金井桜。小金井の貴重な歴史的文化遺産を次代に適切に継承していくためにも適切な維持管理が必要です。