2024庁舎マネジメント特別委員会の行政視察
2024年4月10日(水)
庁舎建設及び公共施設マネジメント推進調査特別委員会の委員長として、久しぶりに一泊二日の視察に行ってきました。
やっと再開した庁舎等建設事業と、今後の公共施設のあり方について参考になる有意義な視察となりました。
1月17日は「庁舎の市民利用及びエネルギーマネジメントシステムについて」調査するため滋賀県守山市を訪問しました。
守山市役所は「市民に開かれた」新庁舎をコンセプトに、多目的ホールや会議室の(条例設置による)貸出、カフェ併設といった市民が市役所に立ち寄りたいと思わせる取組を実施しています。
これからの小金井市役所での行政手続はICTやDXを進め、「来なくてもいい市役所」を目指すべきと主張していましたが、一方で、市民が集まることで生まれるチカラも無視できないと考えさせられるものがありまたし、また、民間企業の技術システムを用い、AIにより空調・換気設備の稼働効率を最適化していることも参考にしたいと思います。
翌日の18日は岡山県倉敷市にて「ファシリティマネジメントの取組(実践から取り組むFM~くらしき流)について」調査。
ファシリティマネジメントとは、土地・建物・設備といったファシリティを対象として、経営的な視点から設備投資や管理運営を行うことにより、施設に係る経費の最小化や施設効用の最大化を図ろうとする活動のことをいいます。
倉敷市はファシリティマネジメントの代表的な先進市であり、あらためてファシリティマネジメントにおける統括部署の重要性を再認識させられました。
公有財産活用課が長期修繕計画枠での予算を確保し独自の修繕優先度判定式をもって決定すること、執行残額も予算年度で振り分け可能としていること等、大いに参考になりました。