第2回定例会が開会…優先整備路線の市独自検証はどうなる?

2024年6月10日(月)

5月30日から第2回定例会が開会となりました。
すでに年度末となる第1回定例会で、1年間を通じて使う541億円を超える一般会計予算や改正条例は議決されていますので、第2回定例会は比較的、市長からの提出議案も少なくなる傾向があります。


今回の定例会も当初送付は6議案。
開会初日の本会議上程(説明・質疑・委員会付託)もスムーズに終了したのですが、議案以上に注目すべき案件が、白井市長が「東京都に中止要望書を提出するための前段階として、東京都施行の優先整備2路線は小金井市固有の課題があると東京都に整理して説明する根拠をつくるため」行うとした優先整備2路線に対する直営2次検証です。


村山ひできは第1回定例会で、「市長の補助職員が行う課題整理(=直営)などはお手盛りであり客観性の担保もない。『優先整備2路線は不要』との結論ありきの作業は恣意的であり、そもそも『検証』と呼べるものになるのか疑問。しかも、直営2次検証の課題の抽出、意向調査の概要、『総合的に判断する』のは誰でどこなのかといった重要な点も不明確であり、直営2次検証は行わないほうが無難であり、余計な混乱を引き起こすだけではないかと危惧している。」と主張していました。


ちなみに、市は第1回定例会で「直営2次検証の具体的な方法等は後日あらためて建設環境委員会等で報告する」と説明していましたが、5月20日の建設環境委員会では間に合わず、「まだ検討中であり次回の委員会で報告する」ということでした。
つまり、第1回定例会で不明確であった検証の進め方や作業内容が、6月11日の建設環境委員会で示される予定です。ご注目ください。