第1回定例会は少しだけ会期延長して閉会

2024年4月10日(水)

市立保育園2園を廃止する条例改正を専決処分で決めたのは違法で無効との判決確定を受け「市全体の保育の質の向上に向けた市立保育園の役割とあり方を検討したうえで条例改正が必要だ」と白井市長が考え提案した市立保育園のあり方検討委員会設置条例と関連補正予算は3月25日に賛成多数で可決されました。


また、令和6年度一般会計予算に対し、村山ひできは①市民まつり全面中止の判断、②優先整備2路線の検証、に疑義を呈しつつ賛成討論を行いました。
特に、都市計画道路問題については、会派みらいのこがねいから独自に決議「十分な説明責任を果たさない白井市長に優先整備2路線に対する直営2次検証を行わないことを求める決議」を提出。賛成5:反対17で否決されましたが、他会派が共同で提出した「優先整備2路線の検証について、白井市長の提案姿勢の反省と議会への説明を求める決議」は15:7で可決され、ほぼ同様の議会意思が示されました。


いずれにせよ、市立保育園のあり方検討委員会設置条例も令和6年度一般会計予算も15:7で可決されましたが、この賛否の各会派の内訳は昨年の一般会計予算の採決結果と全く同じ構図となりました。
第1回定例会の最終日は、市立中学校卒業式が午前中に開催されており、午後1時スタートとなったこともあって深夜0時過ぎの3月26日に閉会となりました。
 

※現在の小金井市議会は全23名(欠員1名)

※宮下誠議長は採決に加わらないため22名での採決

令和6年度一般会計予算

 各会派の採決態度

 

会派略称

所属議員名

 

賛成

15

 

自民党・信頼

五十嵐京子・河野麻美

吹春やすたか・遠藤百合子

みらいのこがねい

岸田正義・沖浦あつし

鈴木成夫・村山ひでき

公明党

小林正樹・渡辺ふき子

こがおも

水谷たかこ

参政党

斎藤康夫

生活者ネット

安田けいこ

緑・つながる

坂井えつ子

街の仲間

清水がく

反対

共産党

水上洋志・たゆ久貴

森戸よう子

子どもの権利

片山薫・古畑俊男

渡辺大三・高木章成

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一般質問…今年は中止?どうなる?どうする?小金井なかよし市民まつり

2024年4月10日(水)

2月25日の日曜議会15分と28日の残時間45分の一般質問で、「どうなる?どうする?小金井なかよし市民まつり」と題し、市民まつりの事務局を辞退するという商工会の意思を受けて、市長が1月中旬に決めたという「今年2024年10月の市民まつり中止」方針について、庁内で幅広い意見交換がなく、関係市民や参加団体の意向も確認しないまま政策意思を決定した過程に問題があると指摘しました。


また、ただちに市民に知らせ協議するとともに、あらためて市民まつり開催の目的と意義を見直したうえで再構築する良い機会にすべきと主張しました。
詳細は下記のYouTube画面にてご視聴ください。

①2月25日の日曜議会(15分)
 

 

 

②2月28日の残時間(45分)
 

 

第1回定例会が開会!施政方針に質疑

2024年4月10日(水)

2月20日から第1回定例会が開会となりました。
連雀通りの市議会開催告知の横断幕を設置する作業は、各会派で持ち回りなのですが、今定例会は我々みらいのこがねいが担当でしたので初日の早朝にメンバー4名で取り付けました。

白井市長の施政方針に対し、村山ひできは①地域コミュニティの振興のために市職員が地域に出ていく工夫、②都施行の優先整備2路線、③町会・自治会の加入率向上策として集合住宅みなし自治会と電子回覧板の導入補助、の3点を質疑しました。


特に②について、市長として事業化に反対する考えが変わってないならば、市が独自に必要性をこれから検証しようとする目的はなんであるのかを確認しました。


また、22日に、市立保育園2園を段階的に廃止する条例改正を市議会の議決を経ずに専決処分で決めたのは違法だとして、廃止対象の園に入園を希望する子供の母親が市に入園不許可処分の取り消しなどを求めた訴訟の判決が東京地裁であり、専決処分が「違法」で条例改正も無効、入園不許可処分を取り消しとの判断が示されました。


現時点で市は「今後の対応を検討中」としていますが、予断を許さない緊迫した状況となっています。

村山ひでき市政報告会2024

2024年4月10日(水)

2月17日に毎年恒例の市政報告会を開催しました。
といっても、毎年2月11日の祝日開催だったのですが、今年は予約ができずに開催時期が遅れ、第1回定例会の開会3日前という慌ただしさでした。

今年の市政報告会は、「3つの報告に8個のココだけの話」と題し、①白井市政1年間の振り返り、②新庁舎等建設事業の現在、③その他トピックス(武蔵小金井駅北口の再開発事業・消防団第一分団の不正受給問題の影響)、の3つのテーマに、ご来場いただいた皆様にだけ限定の「ココだけの話」をつけて報告させていただきました。


特に、再び新庁舎等建設事業が動くまでの舞台裏事情は、村山ひできだけが分析できる話だったはずです。
土曜日の昼間という貴重な時間をいただく以上は、来てよかったと思われるような内容を意識しています。ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。
 

今年は晴天!献血推進協議会の管外研修

2024年4月10日(水)

2月13日、小金井市献血推進協議会の事務局長として日帰り研修会を開催しました。
昨年は雪降る中での決行でしたが、今年は天候に恵まれ、小金井市から日本赤十字社本社へ総勢16名をご案内しました。

今回の視察先は東京都内の芝大門にある日本赤十字社本社。歴史ある建物で、レトロ建築が好きな村山にとって興味深かったです。


早速、1階にある赤十字の歴史と活動を知ってもらう広場「赤十字情報プラザ」で、史料展示、資料閲覧、映像の各コーナーを見学。特に関東大震災の生々しい救護活動を撮影した映像が残っており、これまでの赤十字活動の歴史に触れて素直に感動しました。
 

総務企画委員会の行政視察

2024年4月10日(水)

行政視察が続きます。
1月31日から2月1日にかけて総務企画委員会は、岐阜県各務原市と愛知県豊川市へ視察に行ってきました。
特に、豊川市の「町内会電子回覧板『結ネット』導入の実証実験について」は、村山が視察を希望していましたので非常に有意義な視察となりました。

1月31日は「おくやみコーナー」と「かかみがはら寺子屋事業」を調査するため各務原市を訪問しました。
小金井市でも今年1月から死亡に関する手続きを整理し、ご案内を行う「おくやみ手続窓口」を予約制で開設し、ご遺族のご負担を軽減するとともに、窓口業務の効率化を図っています。


各務原市おくやみコーナーでは、すでに令和3年9月に導入した総合窓口システムで「書かせない」「迷わせない」「漏れない」窓口を実現させていたのに、更に「回らせない」窓口を目指そうとする行政の姿勢が素晴らしいですし、まだ小金井市では導入していないワンストップ窓口で基本的に一人の市民課職員が全てに対応する方式を採用していることにも驚きました。
また、かかみがはら寺子屋事業は市内小中学生のシビックプライド醸成に効果的な施策という印象で、歴史だけでなく文化芸術や自然環境にも触れることができる豊富な体験メニューはまさに地域資源の全活用といった趣きでした。
小金井市には野川や公園の自然、理解ある事業者や農家や市民団体、歴史ある文化芸術も揃っています。さらに出張出前講座等を応用すれば小規模ながらも導入しやすい取組と感じました。


翌日の2月1日は豊川市にて「公契約条例」と「町内会電子回覧板『結ネット』導入の実証実験」を調査。
公契約条例については、条例の対象となる特定公契約の割合は全体の一割弱ですが、職場で労務者が記載内容を閲覧することができる労働環境確認書の提出とともに労働環境の整備を担う効果があると確認できました。


また、町内会電子回覧板『結ネット』導入の実証実験については、町内会加入率低下の回復策として電子回覧板の活用を採用したという点が重要です。予算額は二年間で510万円(今年度120万円)という少額ですが、町内会役員の労力の削減、意見集約の簡素化、過去情報の保存、迅速な情報共有、災害時の有効性、といったメリットがあり、小金井市の地域コミュニティ活性化策に成り得ると考えましたし、導入する際は応援事業所による財政面の支援、ICTボランティア活用による技術面でのサポートを参考にしたいと思います。