浅川清流環境組合への視察ご報告
2020年10月21日(水)
10月15日、日野市、国分寺市、小金井市の3市で構成する可燃ごみ処理施設「浅川清流環境組合」への議員視察が行われました。
二枚橋焼却場が老朽化のため2007年3月末に全焼却炉の運転を中止し、行き場所を失った小金井市の可燃ごみ問題…。
その後13年の長い間、小金井の悲惨な状況に対し、多摩地域の多くの自治体にならびに関係者の皆様による人道的支援に頼る状況が続いていました。
あらためて、これまで小金井のごみ処理を引き受けていただいた関係者各位に深く感謝いたします。
すでに浅川清流環境組合は昨年2019年12月に試運転を開始、今年4月から本格稼働となり、小金井市など3市の燃やすごみが搬入されています。
新可燃ごみ処理施設の処理能力は228t/日(114t/日×2炉)、ごみ焼却の排熱を利用した蒸気タービンの発電能力は5190kw/h。この発電機により災害時でも自立運転が可能となっています。
排ガス濃度も、独自に全国トップクラスの厳しい自主規制値を設定し、周辺環境の負荷軽減が図られています。
ごみ処理問題は、小金井市にとって長く苦しんだ最大かつ最重要課題であり、これからも構成市としてごみ減量に努めることは当然ですが、この日、実際に稼働し続ける最新設備を見学しながら万感胸に迫るものがありました。
施設の設計から稼働に至るまで、関係者の皆様の長期にわたる多大なご苦労と、施設建設にご理解をいただいた地元日野市の皆様に心からの感謝を申し上げます。