浅川清流環境組合議会の視察

2023年1月31日(火)

小金井市は、日野市、国分寺市とともに3市共同の可燃ごみ(=燃やすごみ)処理施設「浅川清流環境組合」を建設し、2020年4月から本格稼働しています。


この浅川清流環境組合には各市から4名ずつ市議会議員が選出され議会を構成しており、村山ひできも小金井市からの1人として1月24日に実施された日帰り視察に参加してきました。



コロナ禍により中断していた浅川清流環境組合議会の議員研修視察ですが、今回は日帰りで埼玉県大里郡寄居町にあるオリックス資源循環㈱寄居バイオガスプラントと同社のガス化改質施設を見学することができました。


特に、関東圏で初となる、食品廃棄物や紙ごみなどの一般廃棄物(バイオマス)をメタン菌により発酵させることでバイオガスを生成させ、このバイオガスを発電用燃料として利用する再生可能エネルギー発電施設は、これまで処理が困難とされていた水分含有率が低い有機物からもバイオガスを高効率に取り出すことができる乾式のメタン発酵技術を用いており、紙ごみやプラスチックなどが排出される食品小売業や外食産業でも利用可能となっていました。

つまり、食品廃棄物と他の廃棄物とを分別せずにリサイクルすることが可能な施設であり、環境負荷の低減や持続可能な廃棄物処理として期待されます。昨年に気候非常事態を宣言した小金井市はCO2排出量の実質的なゼロを目指しており、先進的な取組が参考になりました。

会派みらいのこがねいが緊急要望書を提出

2023年1月16日(月)

第4回定例会の予算特別委員会(12月20日)で村山ひできは令和4年度中に事業精算まで完了すべき国から小金井市に配分される「新型ロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金(以下「交付金」)の時点での残額と活用方法について質問し、約1億8000万円の交付金が残っていることを確認したうえで直ちに活用するよう求めました。

その後、小金井市は交付金を財源に、子ども子育て応援事業として18歳までの子ども等を対象にQUOカードPay5000円を配布する事業を実施するための一般会計補正予算(第12回)を議案上程し、小金井市議会は定例会最終日となる12月26日に即決で可決しています。


この補正予算(第12回)で交付金1億691万円が充てられましたが、まだ約7000万円が存在しており、貴重な交付金を使わずに見逃すのことのないよう市民のために活用するべきだと考え、1月11日に村山できが所属する会派みらいのこがねいから要望書を白井市長に提出しました。詳細はこちら をご参照ください。

2023新春ご挨拶

2023年1月16日(月)

あらためて新春のお慶びを申し上げます。新しい年を迎え皆様いかがお過ごしでしょうか。
あらためて希望に満ちた一年となるようご祈念申し上げます。

昨年の小金井市政は、3月議会で庁舎等建設問題が暗礁に乗り上げ、前代未聞の会議体である庁舎等建設に関する協議会が発足するなど迷走が続きました。さらに加えて市立保育園の廃園問題をめぐり全員協議会が繰り返されたあげく、西岡市長(当時)が禁止手といっても過言ではない専決処分を行い、政治的責任をとって辞職するという予想外の事態となりました。これまで最も長く近く西岡市長を支えてきた議員である村山ひできにとって苦く衝撃的な事件であり、今なお責任を通感しています。


その後、11月に実施された市長選挙で新たに誕生した白井市長が12月議会で提案した専決処分される前に戻す条例も結局は否決される(下記参照)など、大混乱が続く一年でした。


今年こそは、もういい加減に議論ばかり繰り返し結果を出せない状況を変えなくてはなりません。これからも市政の混乱に終止符を打つべく奮闘する覚悟ですので、本年もよろしくお願い申し上げます。

第4回定例会~「保育園廃園条例」廃止議案を否決

2023年1月16日(月)

白井亨市長にとって最初の定例会となる第4回定例会が12月16日より開会しまし26日に閉会となりました。


新市長が決定して間もない開会となるため、「一般質問は実施しない」、「1日に2つの委員会を開催する」等、簡潔に進行する工夫をした変則的な定例会だったのですが、最終日に西岡前市長が辞職する原因となった「専決処分された保育園廃園条例」を「元に戻す条例」を白井市長は上程し、議会が否決するという波乱がありました。


「保育園廃園条例」を廃止する条例 採決結果※1

 

会派略称 ※2

所属議員名

反対12

みらいのこがねい③

村山ひでき・沖浦あつし・岸田正義

自民党・信頼⑤

五十嵐京子・清水がく・吹春やすたか

 

遠藤百合子・河野麻美 ※3

公明党③

宮下誠・渡辺ふき子・小林正樹

市民会議①

斎藤康夫

賛成10

子どもの権利④

片山薫・古畑俊男・渡辺大三・高木章成

共産党③

森戸よう子・たゆ久貴・水上洋志

こがおも①

水谷たかこ

生活者ネット①

安田けいこ

緑・つながる①

坂井えつ子

 

※1=正式には「小金井市立保育園条例の一部を改正する条例を廃止する条例」
※2=マル数字は所属している議員数
※3=湯沢綾子議員は産休のため欠席。鈴木成夫議長は採決に加わりません

村山ひできは市長の提案姿勢について、①議員時代に白井市長は再々「専決処分は違法性が高い」と主張してきた。現時点での市長の認識は「裁判中で答えられない」と答弁があったが担当部局と認識を統一すべき、②保育園の現場を預かる市職員団体との協議を飛び越えた提案は問題がある。12月19日に市長は市職員団体へ謝罪文を提出したというが今後の交渉に禍根を残す進め方は認められない、と主張し議案に反対しました。


結果、直近の議会意思として、西岡市長が行った専決処分は認められなくても廃園する方向性は支持する議員が過半数以上ということが明らかとなっています。